給食と夕飯がかぶっても大丈夫?知っておきたい栄養の考え方
「今日はカレーにしよう」と決めたあとに、子どものカバンから献立表を見て「あ、今日の給食もカレーだった」と気づく——。かぶり自体はよくあることですが、栄養が偏っていないか、少し気になってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、学校給食がそもそもどういう考え方で設計されているのかを整理したうえで、「気にしなくていいかぶり」と「少し気をつけたいかぶり」を分けて紹介します。
学校給食は「1日の栄養の約3分の1」を担うように設計されている
文部科学省が定める「学校給食摂取基準」では、エネルギーやたんぱく質などの基準値を、児童生徒の食事摂取基準(1日あたりの目標量・推奨量)のおおむね3分の1を基本として算出しています。つまり学校給食は、最初から「1日の食事の一部」として設計されており、それ1食だけで1日分の栄養を満たすようには作られていません。
出典:文部科学省「学校給食実施基準の一部改正について」 / ソフトム株式会社「給食は栄養バランスが良い食事の手本」
言い換えると、家庭の食事(朝食・夕食、休日の3食)が残りの3分の2を担う前提の仕組みです。夕飯が給食と同じメニューになったからといって、その日いきなり栄養バランスが崩れる、という設計にはそもそもなっていません。
では、かぶっても本当に気にしなくていいのか
とはいえ「何でもかぶって大丈夫」というわけではありません。かぶり方によって、気にしなくていいものと、少し気をつけたいものに分かれます。
気にしなくていいケース:単発で1品かぶった日
カレー、うどん、チャーハンなど、単発で献立が1品かぶっただけの日は、基本的に気にしなくて大丈夫です。1日・1週間というスパンで見れば、他の食事でたんぱく質・野菜・炭水化物のバランスは十分にとれます。「またかぶった」という気まずさはあっても、それだけで栄養が偏るという話ではありません。
少し気をつけたいケース:同じ調理法・同じ食材群が続くとき
一方で気をつけたいのは、揚げ物×揚げ物、肉料理×肉料理のように、同じ調理法や同じ食材群が同じ週に何度も重なるときです。この場合は栄養価というより、油分の摂りすぎや野菜不足につながりやすいので、翌日は魚や野菜中心のメニューにするなど、1週間単位で調整するとバランスが取りやすくなります。
「かぶってるかも」を確認する手間をなくす
とはいえ、そもそも今日の給食が何だったかを毎回思い出すのは面倒です。私が開発している献立管理アプリ「Tavera(タベラ)」は、この確認そのものを自動化するために作りました。
- 献立表の写真・PDFをAIが解析して、日付ごとの給食予定として取り込みます
- 夕飯を決めるとき、今日の給食とかぶっていないかをその場で確認できます
- 1週間分の献立を記録として残せるので、「今週揚げ物が続いていないか」も後から振り返れます
Tavera